SSブログ

空梅雨 水不足 [ニュース]

今年はどうやら空梅雨らしい。

そもそも梅雨とは、
「つゆ」「五月雨(さみだれ)」とも言われ、
6月から7月にかけて、北海道を除く日本一帯で続く長雨。
梅雨前線によりもたらされる。

この時期は湿度が高く黴(かび)が生えやすいことから「黴雨(ばいう)」と言われ、これが「梅雨」に転じた。
この時期は梅の実が熟す頃であることから、との説もある

空梅雨とは、梅雨の期間中ほとんど雨が降らないこと。
空梅雨か否かは、梅雨の期間の総雨量で判断される。
空梅雨の年は降水量が少ないため、水不足や農作物の不作を引き起こすことが多い。

特に、首都圏の水ガメ、利根川水系や荒川水系のダム貯水量が低い水準で推移している。

梅雨入りしたのに雨はサッパリ降らず、
給水制限が6月中旬から71日間に及んだ「昭和62(1987)年渇水」と似た展開になってきた。

接近する台風3号の影響でやや持ち直しそうだが、
再び降水量が少なくなる可能性もあるだけに、深刻な水不足への不安が残る。

東京都水道局によると、利根川水系の矢木沢ダム(群馬県みなかみ町)など
計8つのダム貯水率は10日現在で59%にとどまっている。
80%台後半で推移した昨年よりもかなり低い。

滝沢ダム(埼玉県秩父市)など計4つのダムからなる荒川水系は同50%。
給水制限の目安となる貯水率30%にはまだ余裕があるものの、
ここ数年では「異例の低水準」(国土交通省関係者)といえる。

人口が集中する首都圏では、過去に何度も渇水が大きな問題になってきた。
今年のケースと酷似しているのが87年の水不足。
典型的な「空梅雨」で、6月16日から利根川、荒川の両水系で行われた給水制限は
8月25日まで71日間に達した。

給水制限は各家庭に送る水の量を制限すること。
川から取る水の量を制限する取水制限よりさらに進んだ措置で、
87年は20%の給水制限が行われた。

東京都を中心とした多くの小、中学校でプールの使用をとりやめたほか、
代替となる井戸水のくみ上げ過ぎで地盤沈下が発生した地域もあった。

今週の雨は、少しは足しになったのだろうか?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。