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ガラパゴス化する日本の製造業 [ニュース]

技術やサービスなどが日本市場で独自の進化をとげて、
世界標準からかけ離れてしまうという現象が起こっています。

このような現象は、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象にたとえられて
「ガラパゴス化」といわれています。

世界最高水準の技術を活かし、
海外企業では真似のできないような機能を盛り込んだ製品を持ちながら、
世界市場ではほとんどシェアを握れないケースも少なくありません。

このような「ガラパゴス化現象」は、日本企業が抱える大きな問題となっています。

例えば、携帯電話では、コンテンツやメールサービスなどで、
世界最先端の充実度を誇るが、世界市場とかけ離れた進化を遂げた影響で、
携帯電話端末の販売で苦戦している。

建設業では、日本の建設会社が保有する耐震技術は世界のトップ水準だが、
高コスト体質のため海外市場で競争力がない。

非接触ICカードでは、日本の電子マネー市場は急速に拡大しているが、
日本の電子マネー運営会社の大半が、世界標準と異なる技術を採用している。

デジタル放送では、日本のデジタル放送の技術は最先端だが、
日本の推奨する方式の採用を決めた国は、現時点ではブラジルだけ。


このままでは、日本の人口が少なくなっていった場合、
マーケットの縮小で、売上が少なくなってしまいます。

国内市場の成長が見込めない産業においては、
いかに「ガラパゴス化現象」から脱却するかが重要なことは言うまでもありません。

ガラパゴス化現象から脱却するためには、
今まで海外に対してあまりにもかたく閉ざしてきた門戸を世界に対して開き、
また自らも世界に積極的に出て行くことが必要です。

また競争に打ち勝つという考えではなく、
世界と「共生」していくという思想も重要でしょう。

世界の変化・多様化を日本の発展に結び付けるような振る舞いが求められている。


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